最終更新: 2026-07-19 | 主な変更: 000webhost・Naver Modoo・Glitchのサービス終了を反映、닷홈(ドットホーム)の2026年方針変更(無料SSL新規申請終了、SSH撤廃)を反映、Netlify/Vercel/Cloudflareの無料プラン最新上限を更新
無料Webホスティングとは?
無料Webホスティングは、コスト負担なくWebサイトを運営できるようにするサービスです。個人ブログ、ポートフォリオ、学習用プロジェクト、小規模Webサイトを始めるのに良い入口となります。ただし「無料」である以上、ストレージ・トラフィック・機能に制約が伴い、2024〜2025年の間に000webhost、Naver Modoo、Glitchなど有名な無料サービスが相次いで終了したことで、サービス継続性リスクが無料ホスティング選定の中心的な変数として浮上しました。
市場の流れも変わりました。従来型のPHP+MySQL型無料ホスティングは縮小する一方、静的サイト・サーバーレスベースの開発者プラットフォーム(GitHub Pages、Cloudflare、Vercel、Netlify)が無料ティアの事実上の標準になりました。
無料Webホスティングの長所
| 長所 | 説明 |
|---|---|
| 初期コストゼロ | ホームページ、ポートフォリオ、ブログを即座に開設できる |
| 設置と設定が簡単 | ドラッグ&ドロップビルダーやGit連携の自動デプロイでコーディング不要でサイト運営が可能 |
| 学習・テストに最適 | Web開発練習、CMS体験、プロジェクト試験用に気軽に使える |
| 将来の有料転換が可能 | サイトが成長すれば同一プラットフォームの有料プランにアップグレードできる |
無料Webホスティングの短所
| 短所 | 説明 |
|---|---|
| ストレージおよびトラフィック制限 | ストレージ数百MB〜数GB、トラフィック月数GB〜100GB程度の制限が一般的。一部は日次リクエスト数制限(例: InfinityFree日30,000ヒット)を設ける |
| 独自ドメインの制限 | サブドメイン(例: ユーザー.github.io、サイト名.pages.dev)が基本で、独自ドメイン接続が有料オプションの場合がある |
| 強制広告 | 一部サービス(Wix無料プランなど)はサイトに広告や事業者ロゴを表示する |
| パフォーマンスと安定性の低下 | トラフィック急増時に速度低下やアカウント一時停止が発生する可能性がある |
| 商業利用の制限 | Vercel Hobbyなど一部の無料プランは規約上商業利用を禁止している |
| サービス終了リスク | 000webhost(2024年)、Naver Modoo(2025年)、Glitch(2025年)の事例のように、無料サービスはいつでも終了する可能性がある |
| セキュリティ・サポートの脆弱性 | 専門的なセキュリティ対策やカスタマーサポートが有料に比べて限定的 |
最近終了した主要無料サービス(以前の文書との変更点)
| サービス | 終了時期 | 備考 |
|---|---|---|
| 000webhost | 2024年10月 | 17年ぶりにHostingerが完全終了。有料Hostingerプランへ誘導中 |
| Naver Modoo | 2025年6月 | 韓国国内の代表的な無料ホームページビルダーサービス終了。닷홈빌더(ドットホームビルダー)などが代替として台頭 |
| Glitch | 2025年中 | アプリ/プロジェクトホスティング機能終了 |
以前のバージョンの文書に含まれていた000webhostはもはや存在しないため、比較対象から除外しました。
主要無料Webホスティングサービス比較(2026年基準)
従来型(PHP + MySQL)無料ホスティング
| サービス名 | ストレージ | トラフィック/リクエスト制限 | 広告 | ドメイン | 適した用途 |
|---|---|---|---|---|---|
| InfinityFree | 約5GB(ファイル数30,000個制限) | 帯域幅無制限、ただし日30,000ヒット制限 | なし | サブドメイン/独自ドメイン | 小規模PHPサイト、WordPressテスト |
| AwardSpace | 1GB | 月5GB程度 | なし | サブドメイン/独自ドメイン | 個人Webサイト(無料プランはSSL未提供に注意) |
| 닷홈(ドットホーム) | 基本仕様数百MB程度 | 日/月トラフィック制限(超過時遮断) | なし | 基本サブドメイン、独自ドメインはDomainPlus(月500円相当)が必要 | 韓国国内ユーザー、Gnuboard/簡易PHPホームページ |
| Wix(無料プラン) | 500MB | 500MB | Wix広告表示 | サブドメインのみ | コーディング不要のドラッグ&ドロップサイト |
- 無料SSLの新規申請が終了し、サブスクリプション型SSL自動化サービスに転換されました。
- 無料ホスティングはアカウント当たり2個、6か月単位の延長方式が維持されます。
開発者/静的サイト特化(現在の無料ホスティングの主流)
| サービス名 | 特徴 | ストレージ | トラフィック | 適した用途 |
|---|---|---|---|---|
| GitHub Pages | Git pushで自動デプロイ、Jekyll対応 | リポジトリ1GB | 月100GB(ソフトリミット) | フロントエンドポートフォリオ、静的サイト、プロジェクトドキュメント |
| Cloudflare Pages | グローバルCDN(300以上の都市)、無料帯域幅無制限、Workers・D1・R2・KV統合 | - | 無制限(静的リクエスト) | トラフィック変動が大きいサイト、エッジコンピューティング、コスト効率最優先 |
| Vercel (Hobby) | Next.js最適化、プレビューデプロイ、2026年Fluid Compute GA | - | 月100GB、関数呼び出し100万回 | Next.js/Reactプロジェクト。商業利用禁止規約に注意 |
| Netlify (Free) | GitHub連携、フォーム機能、SSL提供 | - | 月100GB、ビルド300分→100分に短縮 | JAMstack、コンテンツ中心サイト |
| Firebase Hosting (Spark) | Google提供、Googleエコシステム連携 | 10GB | 日次転送量制限方式 | Firebase認証/DB連携プロジェクト |
| Render (Free) | バックエンドAPI無料ティア提供 | - | 無料Webサービスはアイドル時にスリープ、無料PostgreSQLは30日で失効 | フルスタック実習、Node.js/Pythonデモ |
2026年基準で3大プラットフォームのポジショニングは比較的明確です。Next.jsフルスタックはVercel、トラフィックが多い静的/エッジワークロードはCloudflare、フォーム・CMS連携中心のJAMstackはNetlifyという整理が進んでいます。特にVercelの無料プランは月100GBを超えると課金が始まるため、トラフィック予測が難しいサイトには帯域幅無制限のCloudflare Pagesが安全な選択です。
どのサービスを選ぶべきか?
| 状況 | 推奨サービス |
|---|---|
| コーディングなしでサイトを作りたい | Wix(広告を受け入れる)、닷홈빌더(ドットホームビルダー) |
| 開発者ポートフォリオ/静的サイト | GitHub Pages、Cloudflare Pages |
| Next.js/Reactプロジェクト | Vercel(非商業)、Cloudflare Pages |
| トラフィック予測が難しい、または急増の可能性 | Cloudflare Pages(帯域幅無制限) |
| PHP + MySQLが必要なサイト | InfinityFree、AwardSpace、닷홈(ドットホーム) |
| バックエンドAPIまで自ら開発 | Render、Cloudflare Workers、Firebase |
| 韓国語サポートと国内サーバーが必要 | 닷홈(ドットホーム) |
注意事項
商用・大規模サイトには不向き — トラフィック制限やパフォーマンス問題に加え、Vercel Hobbyのように規約上商業利用自体が禁止されているプランもあります。ビジネスサイトには有料ホスティングを推奨します。
サービス終了の可能性は理論ではなく現実 — 000webhost(2024年)、Naver Modoo(2025年)、Glitch(2025年)が実際に終了しました。無料ホスティング利用時はいつでも移行できるようソースとデータをローカル/Gitに保管してください。Gitベースのデプロイプラットフォーム(GitHub Pages、Cloudflare、Vercel、Netlify)はリポジトリ自体が原本であるため、このリスクに構造的に強いです。
SSL方針変更の確認 — 静的デプロイプラットフォームはSSLを自動提供しますが、従来型無料ホスティングは方針が変わる可能性があります。닷홈(ドットホーム)は2026年7月をもって無料SSLの新規申請を終了しました。
隠れた制限の確認 — ストレージ・トラフィック以外に、日次リクエスト数(ヒット)、ファイル数(inode)、CPU占有率、ビルド時間といった隠れた制限が実質的なボトルネックになることが多いです。Netlifyは無料ビルド時間を月100分に短縮しました。
データバックアップ必須 — 無料サービスはバックアップ機能が不十分なため、定期的な手動バックアップが必要です。
結論
無料Webホスティングは学習、テスト、個人ポートフォリオ用途としては依然として優れた選択であり、特に静的サイトであれば2026年現在の無料ティア(GitHub Pages、Cloudflare Pagesなど)は事実上有料級のインフラを提供します。一方、従来型PHP無料ホスティング市場は縮小・方針強化の傾向にあるため、動的サイトを無料で運営する計画であればサービス継続性と制限方針の変化を必ずモニタリングする必要があります。サイトが成長したら早期に有料ホスティングへの転換を検討するのが安全です。